新年が明けたとは言え、まだまだ寒い日が続き、縮こまってしまうこともあります。
それでも、何かしら楽しみを見つけて、寒い時期を乗り越えたいものです。
そんな中、一年で最も寒いと言われている大寒ですが、甘酒の日でもあります。
ココアでも日本酒でも良いと思うのですが、どうして甘酒の日なのか、気になったのでまとめました。
大寒 甘酒の日(1月20日)由来や意味は?
1月20日は「甘酒の日」ですが、これは一年で一番寒くなると言われる二十四節季の「大寒」を日本記念日協会により「甘酒の日」と制定しました。
お菓子メーカーの森永製菓は、1969年(昭和44年)から瓶入りの甘酒を販売はじめましたが、寒い冬に、体が温まる飲み物として、一番良く売れるのだそうです。
甘酒ブームもあり、年中飲まれているイメージでしたが、やはり寒い時が売れるのですね。
ただ、大寒自体は、毎年1月20日ではなく、4年に一度の閏年があるので1月20日もしくは、1月21日のいずれかになります。
甘酒は、お米を麹で発酵させることにより、デンプンを分解することでブドウ糖や麦芽糖、オリゴ糖に変化して甘くなりますが、砂糖にはない栄養成分が含まれています。
食事法の一つであるマクロビオティックでは、この甘酒を甘味料として使用しています。
この時期寒さで油断をしていると体調を崩しやすく風邪を引く人も少なくないので、体調管理のためにも、「飲む点滴」とも言われている甘酒は、弱ってきた体にはうってつけかもしれません。
大寒 一年で一番寒い日いつまで?
二十四節季の「大寒」が、一年で一番寒くなると言われていますが、実際は、1月26日ころから立春である2月4日の節分くらいまでが、最も寒いとされています。
日本の平均の最低気温は2度、最高気温でも9度ほどになります。
過去の日本の最低気温として記録にあるのは、明治35年(1902年)の1月25日、北海道の上川測候所(現旭川地方気象台)で氷点下41.0度が記録されました。
これは1981年2月27日の富士山の山頂の記録である、氷点下38.0度よりも低い温度になります。
ちなみに、太陽が出ている時間で一番短い日は、12月22日になります。
だんだん日が長くなってきているとは言え、寒い日は続きますが、そんな時、体調を崩さないためにも、甘い甘酒を飲んで体も心も温めたいです。
まとめ
ここ10年ほどで、腸活などで、発酵食品に注目が集まり、古くからある甘酒に注目が集まるようになりました。
いろいろなメーカーが参入するようになりましたが、森永製菓では、手軽に買える商品として50年近く発売してきた老舗です。
自然の摂理ではありませんけれど、寒い時、何を体が欲しているのか、本能でわかるのかもしれませんね。