日本の暦の中で、最上のラッキーな日と言われる天赦日(てんしゃにち)がありますが、さらに何をはじめるにも良いと言われる一粒万倍日が重なると最強の開運日とされています。
この幸運な日が重なる日に、新しいお財布を使い始めたり、お財布を購入すると良いと、取り入れようと考えている人が増えています。
当たり前な話もありますが、年に数回の天赦日と一粒万倍(いちりゅうまんばい)日が重なる日の注意点やいつの日なのか、どうして天赦日で一粒万倍日の重なる日が良いのかまとめました。
うまく吉日を取り入れて、幸運な波に乗れるきっかけが作れるかもしれませんよ!
天赦日と一粒万倍日で金運倍増?
「暦上最強日」と言われる大吉日の天赦日と他の暦注と重なると一粒万倍日の効果が増えると言われ、その二つのパワフルな吉日が重なる日が年に数回あります。
この日に、新しいことを始めたりすると良いと言われ、事業を始める、新しいお財布を使い始める、仕事を始める、お財布を買うなど。
天赦日(てんしゃにち)は1年で何度かある、日本の最高の吉日と言われ、天が全ての罪を赦(ゆる)す日、願い事がかなうと言われています。しかもただの吉日ではなく、他のいかなる暦注よりも優先されると言われることもある特別な日です。
暦注の一つで、季節と60通りある「日」の干支で決まり、春は戊寅(つちのえとら)、夏は甲午(きのえうま)、秋は戊申(つちのえさる)、冬は甲子(きのえね)の日になります。
そんなありがたい天赦日なので知っておいて損はないと思いますが、天赦日の日数は、その年により異なります。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)日は、暦の中の選日(せんじつ)の一つになり、吉凶を占うものです。一粒万倍日の日取りは、以下の通り節切りです。
正月 | 丑 | 午の日 |
二月 | 酉 | 寅の日 |
三月 | 子 | 卯の日 |
四月 | 卯 | 辰の日 |
五月 | 巳 | 午の日 |
六月 | 酉 | 午の日 |
七月 | 子 | 未の日 |
八月 | 卯 | 申の日 |
九月 | 酉 | 午の日 |
十月 | 酉 | 戌の日 |
十一月 | 亥 | 子の日 |
十二月 | 卯 | 子の日 |
もともとは、浄土真宗のお経である「大方便仏報恩経(だいほうべんぶつほうおんぎょう)」の一節、
「世間求利、莫先耕田者、種一万倍」
から来ていますが、これは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるとし、何事を始めるにも吉とされます。
種まきをはじめ、お祝い事、宝くじの購入、銀行口座の開設、開業、結婚、財布を買い替える、神社仏閣で祈願などがあります。
天赦日と一粒万倍日の重なる日でも不成就日は注意?
最も強力な運のつく日と言われている天赦日と一粒万倍日ですが、この2つの選日に、さらに不成就日が重なっている場合はおすすめではありません。
不成就日は読んで字のごとく、成就しない日です。
詳細は後述で。
一粒万倍日とは相反しますが、成就にいたらないことが絡む場合があるのです。
これは、一粒万倍日と寅の日が重なった場合も、不成就日が重なると成就にいたらないとされています。
それでは、仏滅はどうなるのか気になりますが、人によって見たてが変わるのではっきりしたことは言えません。
それくらい難しい話しなのだと思いますが、天赦日と一粒万倍日の重なる日が仏滅の場合、吉とする人もいますし、やはり避けるという人もいます。
ただ暦注に関しては、
引用元:ウィキペディア
天赦日 一粒万倍日の2019年の重なる日は?
2019年1月27日(日)先負ですが、不成就日なので×
2019年6月26日(水)仏滅
2019年9月8日(日)大安ですが、不成就日なので×
天赦日 一粒万倍日の2020年の重なる日は?
2020年1月22日(水)先負
2020年6月20日(土)友引
財布の購入は?
ただし、調子にのって借金をしたり物を借りたりすると万倍の苦労の種が増えるとされます。
クレジットカードでの決済は、大丈夫か迷う人もいると思いますが、気をつけたいことがあります。
クレジットカード払いが借金になってしまう人と、利用することでクレジットカードのメリットである、便利でお得にポイントを貯められる人の違いがあります。
生活がたいへんな中、支払いを先に延ばして分割払いやリボ払いをするような人にとっては、クレジットカード決算をすることは借金になってしまうので過信せずに注意が必要です。
まとめ
金運を得ることだけが人生の目的ではないと思うので、何事もそうですが、過ぎたるは及ばざる如しです。
最後になってこんなことを言うと身も蓋もありませんが、確かに旧暦が明けると気が変わるのを感じますけれど、つい方位をみたりして狙ってしまいそうですが、あれもこれもと欲張り「何が何でも」という欲や我が入ってしまうと、良いことどころか、悪いことを引き寄せかねないのでほどほどに。
日ごろの行いもかえりみず、本来の目的を見失わないように、日々の中の節目や、きっかけの一つくらいにスマートにとらえておいてちょうど良いと思います。